*English*
博士(医学) 、 鳥取大学 、 論文 、 2021年03月
学士(医学) 、 鳥取大学 、 課程 、 2008年03月
嚥下時の咽頭音による嚥下障害の重症度の解析 、 産学連携、民間を含む他機関等との共同研究等を希望する 、 技術相談
運動誘発性喉頭閉塞症がおこるメカニズムの解析とその改善方法 、 耳鼻咽喉・頭頸部外科 、 産学連携、民間を含む他機関等との共同研究等を希望する 、 共同研究
運動時と食事時で咽頭や喉頭運動の違い
咽頭は呼吸と食事の経路である。いずれの時にも十分に機能しないと日常生活QOLが大きく損なわれる。嚥下障害による経口摂取はもちろんであるが、一見病気とは無縁の運動選手でも運動時に咽頭や喉頭が十分に機能せずパフォーマンスが発揮できずに競技を離れる選択をしなければならないこともある。嚥下障害による経口摂取困難については診断や治療方法は近年発達してきているが、容易な検査方法はまだない。確認する方法として頸部聴診があるが、検査者によって評価が異なることが課題であった。嚥下時の音を機械で客観的に評価できれば非常に簡易な検査方法となることが考えれる。 一方で運動時の運動誘発性喉頭閉鎖症は近年提唱されている咽喉頭の運動機能の低下であり、呼吸が重要である運動選手にとって競技生活において大きな不利益を被る状態である。有病率は競技によっても異なるが15-30%と比較的高いといわれている。原因としては運動時の運動の呼吸方法などが挙げられているがまだ解明されていない。原因の解明は運動時におこるため、機械の開発がなかなか難しいことが考えらえる。運動時に評価できる機材があればこれまでの問題を解決でき、運動選手の競技生活の質の向上に大きく貢献できると考える。
2025/10/28 更新